takumiITのブログ

震災も原発事故も経験した僕が伝える,最低死者数6万人,日本を壊滅の危機に追い込む南海トラフから,子供,夫,祖父母を守りたい主婦の方へのメッセージ, 命が助かるだけでなく,頑張って生き続けられるためには

やらない人が多すぎる?基本にして最高の防御

こんにちは,

タクミです!

 

今回は,

地震時の準備として,

これをやらずして

助かろうは甘すぎる!

 

と思う,誰でもできる

命が助かる基本にして

究極に重要な

対策方法をお教えします!

 

それはズバリ!

家具避け・家具止め

です!

なぜか? 

 

まず,それらの重要性

をお伝えしようと思います.

 

阪神淡路大震災

負傷割合と死因割合を

下図に示します.

 

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ソース:神奈川県茅ヶ崎市

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ソース:国土交通省近畿地方整備局

 

これをみてわかる通り,

家具・電化製品の下敷きになる

ことによる窒息・圧死の割合が

約半分であることがわかります.

 

どういうことか説明します.

 

阪神淡路大震災は,

早朝5:46に発生しました.

 

この時間帯,起きてる方も

いるかもしれないですが,

大半の方は寝てらっしゃる.

 

つまり,寝てる時に

地震が来たんです.

 

寝てる状況で家具が

バンバン倒れていくんです.

 

揺れてたとしても

寝ぼけてるから,

すぐには動けない.

 

よって下敷きになります.

そのままつぶれてしまう

人もいれば,

 

気道や血流を

押さえつけられて

亡くなる方もいます.

 

 

これ想像してみたら,

めちゃめちゃ怖いです!

想像してみてください!

 

顔の隣にとても大きい本棚が

あるとして,

目をつぶってる間に

倒れてくるんです.

 

間違いなく,

顔ぺちゃんこです.

 

 

初期微動を感じて

飛び上がって

すぐ逃げれる人ならともかく

(そんな人絶対いないけど)

 

家具の下敷きになる

圧死・窒息死を逃れる方法

ただ1つ

 

 

家具避け・家具止め

これに尽きます.

 

 

 

では,

実際にどうしたらいいのか

お話していきます!

 

その際,

考える手順は次の通りです.

 

1. 寝る部屋や寝る場所の近く

(倒れてくると予想される場所)

に家具をおかないこと

 

2. 家具を確実に倒れない,

または倒れる方向を

コントロールしておくこと

 

 

まず1について,

寝室や寝る場所の近くに

家具を置かないことです.

 

これを家具避け

と呼びます.

(これは僕が命名しました)

 

窒息・圧死対策として

検討されるのが,

2の家具止めばかり

 

なのに対し,

僕は家具避けをすることが

より重要だと考えます.

 

倒れるのを抑えるより,

倒れるものが近くにないこと

の方が確実にいいと

思うからです.

 

寝てる時などの

動けないときは特にです.

 

つまり,

本棚や冷蔵庫,大型テレビ

などは寝る部屋に

置かないことです.

 

寝室が書斎と兼ねてる方や

寝室に便利を求めて

家電を置きまくってる

人は注意です!

 

部屋が狭くて,他の部屋に

移すことができない方は,

家具の配置を工夫しましょう.

 

倒れてきて怖いな

と思うものは

できるだけ遠くに

配置しましょう!

 

 

さて2つめは,

家具止めです.

 

家具止めは,家具が倒れない

または倒れても

危なくないように

一工夫することです.

 

具体的にどんな方法が

あるのかというと,

 

① L字金具での固定

② 耐震マットでの転倒防止

③ 突っ張り棒

などです.

 

上の①~③は効果順です.

 

①は,

 

ホームセンターで売ってる

図のようなL字金具で

床や壁と家具を

固定することです.

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ソース:東急ハンズ

 

②の耐震マットは,

図のようなものです.

少し堅めのゴムの

イメージに近いです.

 

これは,L字金具を使って

固定したいけど,

 

壁や床が木でなく

石膏やコンクリートであり,

穴が空けられなかったり,

 

借家でどうしても

傷つけることができない

ときに使うと良い

かと思います.

 

効果は,

試験で実証されている

のですが,

 

L字金具は

床や壁から力をもらって

家具を支えるのに対し,

 

耐震マットはその弾性力

で耐えるので,

力の差はL字金具の方

が大きいと思います.

 

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ソース:日東工業株式会社

 

3の突っ張り棒は,

正直あまり,

オススメではありません.

 

これだけで家具止めができた

と思ってる方は,

注意した方がいい

と思います.

 

なぜかというと,

壁や床が固いコンクリート

ならいいが,

 

木や少し柔らかい素材

でできている場合,

力をうまく伝えられず

あまり効果がないから

 

また,力学的に

家具に下向きの力を

加えることで,

 

家具と床の摩擦力を

利用するのが突っ張り棒

の原理であるが,

 

床の材質

(滑りやすいかどうか)や,

突っ張り棒の位置や数

を計算してやらないと

 

ほんとはよくないから

 

ですから,

突っ張り棒は補助的に

以下のように使うのが

いいかと思います.

 

例1.突っ張り棒でなく,

突っ張り面として,

断面が大きいものを用いる.

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または,

 

以下のように転倒防止板

と組み合わせて,

倒れる方向を

コントロールしつつ,

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いかがでしたでしょうか?

家具避け・家具止めの大切さ

とどうしたらよいのかを

今回は,お伝えしました.

 

これをするにかかる時間と費用は

かかっても平均で

半日と5000円くらいかな

と思います.

 

自分の死の危険

どちらをとるかです.

 

準備次第でなんとかなります!

 

一緒に

行動してくださり,

助かることを願います!