takumiITのブログ

震災も原発事故も経験した僕が伝える,最低死者数6万人,日本を壊滅の危機に追い込む南海トラフから,子供,夫,祖父母を守りたい主婦の方へのメッセージ, 命が助かるだけでなく,頑張って生き続けられるためには

たった5分?すぐわかる家の簡易耐震チェック

こんにちは,

タクミです.

 

今回は,

家,建物自体の安全について

話していこうと思います.

 

前回,

阪神淡路大震災での

死因の割合を示しました.

f:id:takumiIT:20190216215101g:plain

 

これです!

 

このうち大部分を占める

窒息・圧死の割合について,

 

前回は,

家具や電化製品などの

転倒によって引き起こされる

 

窒息・圧死の危険から

身を守る方法として,

家具避け・家具止めをすること

をお話ししました.

 

今回は,家や建物が壊れる

ことによる窒息・圧死から

身を守る方法を

紹介していこうと思います.

 

これは,

言うなれば地震

最も恐ろしい死因

かもしれないです.

 

寝ていても起きていても,

壊れた瞬間,即死です.

 

うまくかわせる?

不可能です.

 

机の下に潜り込め? 

机もろともぺちゃんこです.

 

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熊本地震で倒壊した家の様子

一瞬でこうなってしまえば

もう逃げようがない.

 

では,どうしたらよいか?

家・建物の耐震化

を考える際に

 

まず必ずチェックして欲しい

項目があります.

 

それはズバリ,

建築年,建設年

です.

 

なぜかを説明します.

建物を建てる際に

必要となる法律があります.

それを建築基準法をいいます.

 

この建築基準法が,

1981年6月1日にはじめて,

「震度6~7の揺れでも

倒壊しない基準」

 

が導入されたのです.

 

この基準が

耐震化された家なのかを決める

重要な要素となってます

 

 

もう少し,

詳しく説明していくと,

この新しく導入された基準は,

 

1. 中規模以下の地震

建物の存在期間中に

数度生じる地震

では,損傷しない

 

2. 大規模の地震

存在期間中に1度

生じるかどうか(震度6~7)

では,倒壊・崩壊しない

 

この2つの効果を

新しく建築する建物

に求めます.

 

逆にいうと,

それ以前に建てられた建物に

上の2つの効果は

保証されていない状態です.

 

 

ここで,

以下の国土交通省の建築に

関する記事にあった,

 

阪神・淡路大震災による

建築物に係る被害に関すること

をまとめた図を載せます.

 

éªç¥ã»æ·¡è·¯å¤§éç½ã«ãã建ç¯ç©ç­ã«ä¿ã被害

 

怖いことに,

 

1981年の改正後の

建築基準法以前に建てられた

建物の被害が倍以上

であることがわかります.

 

つまり,

自分の家,アパートが

いつ建てられたかを把握する

ことが間違いなく大事です.

 

このチェックは,

すぐにできます.

家の不動産情報を借家なら

 

契約の際にもらった紙や

大家への電話で

すぐわかります

 

また自分が建てた家なら

自明だと思います.

 

 

では,

チェックした後,

どうするか?

 

2パターンの人がいる

と思います.

 

(a) 耐震化されてないかも

1981年6月1日以前の建築

 

(b)耐震化されてる,

1981年6月1日以降の建築

 

aの人へ,

耐震化されてないかも

しれません.

(されているもしれません)

 

そのため,

必ず耐震化されているか

確認しましょう!

 

手っ取り早いのは,

大家さんや不動産屋です.

 

また,

家を建てた人なら,

建築士さんに

問い合わせればわかります.

 

それでも不安なら,

自治体が行っている家の

耐震診断をお願いしましょう.

 

1981年以前,(旧耐震基準)

の戸建て住宅の方なら

無料でやってくれる自治

もたくさんあるとのことです.

 

確認してみてください!

 

以上で,

耐震化がなされていないと

わかった方,

 

自分や家族の安全

と耐震化に係る出費,

 

比べるまでもなく

前者を選んでほしいですが,

 

できるだけすぐに耐震化を

決断して行動

してほしいと思います.

 

また

朗報ですが,

 

耐震補強に係る費用は,

自治体によりますが

補助してくれる自治体も

たくさんあります.

 

また,

見栄えを気にしないなら,

筋交いを外側に入れるだけで

かなりの補強になります

 

これは費用も安くすみます.

 

借家なら,

大家さんに相談しましょう.

 

決断してくれないような家なら

住まないことをオススメします

 

 

bの方とaで

耐震化がなされている

とわかった方,

 

基本的には大丈夫です.

 

ですが,

本当に恐ろしことに

例外が最近発生しました.

 

熊本地震です.

 

震度72回も連続しました.

 

上の新耐震基準が示す

効果の2で,

大規模地震は基本的に

1回を想定してます.

 

1回来たときに,

大破しないようにしています.

 

ですので,

2回来ることは想定してません.

大破しないはずが

壊れる家が出ました.

 

 

じゃあ,

もうどうすればいいんだよ?

 

 

僕も考えました.

 

僕は,結論,

でかい地震がきたら,

もうその家に戻るのは

やめるのがいいと思ってます.

 

大きい余震が繰り返される時に

またその家にいるから

下敷きになってしまう人が

出るのです.

 

このことを

覚えておいてほしいです.

 

災害対策に

慢心はいけません.

 

相手は,

人知を常に超える自然ですから