takumiITのブログ

震災も原発事故も経験した僕が伝える,最低死者数6万人,日本を壊滅の危機に追い込む南海トラフから,子供,夫,祖父母を守りたい主婦の方へのメッセージ, 命が助かるだけでなく,頑張って生き続けられるためには

ハザードマップの取り扱い説明書

こんにちは,

タクミです.

 

今回は,

 

ハザードマップについて

それを利用する際に

 

絶対知っておく必要がある

ことについて

話していこうと思います.

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↑愛知県の地震ハザードマップ

 

まず,

ひとつ質問します.

 

もし,あなたの家の津波

浸水状況をハザードマップから

確認したときに,

2階の高さは浸水しない.

 

少し先のお家は全部浸かるけど

自分の家はぎりぎり浸からない

状況がハザードマップにより

わかったとします.

 

そこであなたは,

 

ぎりぎりセーフだなと

安心しますか?

 

それとも,

 

もしかしたら

来るかもしれないと

避難所の位置を確認しておく

などの対策をしますか?

 

僕は,

おそらく,

ほとんどの人は,

前者かなと思います.

 

行政がお金を使って

作成してるハザードマップ

これにぎりぎりでも外れてれば

まあうちはなんとかなる!

 

と思う方は多いと思います.

 

 

正直,

 

ハザードマップを使って,

自分のまわりに

どんなハザードがあるのかを

確認するだけでも,

 

かなり良いことだと

思います.

 

しかし,

その使い方を誤ると,

危険を知らない,

知る気がない,

 

のような

現実を直視してない人と

同じ状況になってしまいます.

 

はっきりしましょう.

ハザードマップは,

ざっくりです

 

このことを知らずに

使う人がいると思うので

話します.

 

なぜか?

 

詳しく話すと,ものすごい深淵

に行き着くので簡単に,

 

ハザードマップは,

物理と数学を駆使して,

 

地図上を

細かいメッシュ(パーツ)に

区切って

 

そのメッシュ内は

情報が均一として計算して

状況を表します.

 

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これを有限要素法といいます.

 

有限要素法では

このとき,メッシュが

細かければ細かいほど

 

その土地の詳しい被害予想

を知ることができます.

 

けれども,

現実の地形や津波の高さを

プログラムにインプット

するのは結構難しい

 

現実は,自然は

かなり複雑で未知であるから

 

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つまり,

 

自然現象のシュミレーションの

精度が上がってきているのは

間違いないですが,

 

やはり,まだまだ完璧ではない.

ざっくりとしている

といった方がいい.

 

そんな状況で,

ハザードマップ

完全に信じ切るのは

よくないことであります.

 

 

じゃあ,

どう使ったらいいんだよ?

 

 

それは

ざっくりとした情報

ということで

参考にする

 

 

どういうことか?

 

自分の家や学校,勤務先の

ハザードを調べる際に,

 

ハザードマップは,

OOの被害があるかないか,

 

結構被害予想が

大きいか小さいか(過大評価して)

というくらいで

情報利用しましょう.

 

つまり,ここでは

数字にあまりにも踊らされるのは

やめましょう.

 

例えば先の例だと,

自分の家は,

津波の被害が予想されてて,

 

「自分の家のちかくは,

 

比較的津波が2階の高さまで

 

来ないとされている.

 

でも,5kmくらい先では,

 

2階も浸水するとされている.

 

ということを,

「結構大きい津波

家にも来るかもしれない」

と解釈しときましょう.

 

そうすることによって,

安全側に準備すること

ができます.

 

いざというときに備えて

おけると思うんです.

 

助かれば,それがよかったし

何も起こらなくても

何も起こらないのは

それで良かったんです.

 

そう考えて,

ハザードマップを利用しましょう!